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マナースタイル★MannerStyle★

ビジネスコンサル兼マナー講師が、「マナー」「礼儀」「作法」「しきたり」の由縁について、調べたことをまとめたブログ。単なる備忘録です。

お金とうまく付き合うための方法は、ことわざに凝縮されているのかもしれない

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 いつもブログを拝見している大好きなブロガーさんから、昨日嬉しい言及を頂きました。

parupuntenobu.hatenablog.jp

中国古典の名言名句を使って、恋愛をうまく語られています。

これって、付け焼刃の知識ではできないと思います。凄い!

私も中国の古典は大好きなのでよく読んでいるんですが、BEのぶさんは更に深く読み込んでいるんだと思います。

何気なく書いた記事がこんなやり取りにつながるなんて、ブログって面白いですね。

そんなBEのぶさんの記事を拝見して、古典を読んで学んだつもりになていた固定概念を一度捨ててみようかと思いまして。

「固定概念を捨てる」「自分の思考を破る」ためのものに、禅問答というものがあります。

師匠の「作麼生(そもさん)」という掛け声に、「説破(せっぱ)」と弟子が答えて問答を始めるものです。

作麼生とは、禅語で「いかに?」「どうだい?」という意味です。

説破とは、禅語で「答えてみます」「受けて立ちます」という意味です。

BEのぶさんから「作麼生」と問いかけられたと、勝手に解釈しちゃってます。

さて、どう説破したものかと。

恋愛に関することわざについては既に書いてしまったので、どんなテーマで説破しようか考えてみました。

いろんな方のブログを拝見していると、ブログ運営の収益報告を毎月記事にしている方が多いような気がします。

そんなわけで今回は、お金とうまく付き合うことをテーマにしたことわざで、BEのぶさんの作麼生に説破してみたいと思います。

 

 

 

 

会えば5厘の損がいく

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5厘とは、1銭の半分の金額です。

人に会うだけで、なにかと出費があったり、時間を取られたりして損をするという意味です。

でも、ビジネスチャンスは人と会うことから生まれる気がします。

5厘で人脈が広がるなら、安い投資だと思うのですが。

 

商いは数でこなせ

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利益を出すための基本は、3つあります。

1つ目は、高く売ること。

2つ目は、安く仕入れること。

3つ目は、たくさん売ることです。

「商い上手の仕入れ下手」という言葉がありますが、安く仕入れるのはなかなか難しいものです。

ましてや、高く売るのも難しいもの。

そうなると、結局数をこなすのが商売の基本なのかもしれません。

 

商人の元値

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元値とは、仕入れ原価のことです。

ここでは、商人の言う原価は当てにならないという意味で使われます。

「そんな値段を言われちゃあ、元値を切っちゃうんで勘弁してください」

なんて言われると、買い手もそれ以上強気にはなりにくいものです。

 

悪銭身につかず

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不正な手段で手にしたお金や、賭け事で手にしたお金は、たちまち使ってしまって残らない、という意味です。

 

朝寝朝酒貧乏の元

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朝寝と朝酒だけでなく、朝風呂も人生の悦楽だとされてきました。

そんな悦楽ばかりを追い求めてしまうと、やがて貧乏になってしまうという意味です。

いつの時代も、勤勉さが大事にされていたんだと思います。

 

明日の百より今日の五十

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明日になれば貰える100銭より、今日貰える50銭の方がありがたい、ということです。

先のことは当てにならないから、少なくても今確実に手に入れられるものを選んだ方が良いという意味です。

経営者の中には、支払日や手形の期日が近づいた際に「明日の百より今日の五十」という気持ちを経験した方は多い気がします。

 

有りそうで無いのが金、無さそうで有るのが借金

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一見お金持ちそうに見える人に限って、案外借金だらけだったりします。

身に付けるものはブランド品、車は高級車といった人の中には、何重ものローンを組んで虚栄心を満たしている人もいるかもしれません。

 

慌てる乞食は貰いが少ない

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慌てたり欲張ったりすると、良い結果が得られないという意味です。

お金持ちや頭の良い人は、普段セカセカと慌てることが少ないような気がします。

気持ちだけでもゆったりと構えておくのが、お金を呼び込むコツなのかもしれません。

 

鮟鱇(あんこう)の待ち食い

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自分からは動こうとせず、利益や幸運が自分に近づいてくるのをじっと待ち、それにありつこうとする人のことです。

要領よく利益を得る人を蔑む時にも使います。

実際は、要領よく見える人でも陰で努力している場合もあります。

鮟鱇も、海底でじっとしているだけでなく、時には浮上して波間に浮かぶ海鳥を捕食することだってあるそうです。

 

家貧しくて孝子顕る

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家が貧しいと、幼いころから家のために働いたり、手伝いをこなすようになります。

自分の置かれている状況を冷静に理解し、親を大切にする心が自然と芽生えてきます。

孝子とは、親にとって役立つ子どもという意味もありますが、成長してから年老いた両親を大切にする、優れた人間という意味もあります。

 

石の上にも3年

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何事もすぐに諦めるのではなく、辛抱して続ければいずれ報われることがあるという意味です。

ブログを書き始めた人は、3か月程度で更新を辞めてしまう人も多いようです。

半年、1年、3年と続けられれば、広告収入だけでなくいろんな良いことがある気がします。

 

1銭を笑う者は1銭に泣く

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わずかなお金でも粗末にしてはいけない、という意味です。

どんな製品メーカーでも、製品の製造コストを1円、1銭でも削減しようと、日々懸命に努力しています。

大量に生産されるものほど、1銭コストが下がるだけでスケールメリットが効いてきます。

 

いつまでもあると思うな親と金

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いつまでも生きていると思っていても、親はいずれ死んでしまいます。

お金も、稼がなければあっという間になくなってしまいます。

親離れしつつ、経済的自立が大切だという意味です。

 

命あっての物種

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死んでしまってはなんにもならない、生命の危険を伴うようなお金の稼ぎ方はすべきではないという意味です。

「物種」とは、物事の根本のことです。

過労死するほど働いたところで、誰も喜んではくれないはずです。

お金は、しょせん生きる上での道具に過ぎないのですから。

 

飢えに臨みて苗を植える

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米がなくなってから、慌てて苗を植えても間に合いません。

何かが起こってから、慌てて準備を始めても手遅れだという意味です。

お金についても同じことで、少しずつ貯蓄しておかないと、いざお金が必要となったときに不足してしまうこともあります。

普段から、必要なものと欲しいものを分けて考え、お金を使う必要がある気がします。

 

鵜の真似をする烏、水に溺れる

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鵜は、川や水に潜って魚を捕ります。

姿形が似ているからといって、烏が鵜の真似をしてしまうと、すぐに溺れてしまいます。

人間も、成功事例をそのまま真似してしまうと、大怪我をしてしまう場合があります。

「たった1か月で○○万円稼ぐ方法」

なんて刺激的なタイトルの読み物があったとしても、「鵜呑み」してしまうと烏のように溺れてしまう可能性がある気がします。

 

 

 

運を待つは死を待つに等し

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何の努力もせず、チャンスが来るのを待っているだけというのは、死を待つのと同じだという意味です。

運を開くのは、自分自身の行動であることを覚えておく必要があります。

いつか大金持ちになれるんじゃないか、と考えているだけでは、いつまで経ってもチャンスはやってきません。

何でもいいから、まずは行動してみることが大切な気がします。

 

江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ

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きっぷの良い江戸っ子は、その日稼いだ金はその日のうちに使ってしまいます。

翌日まで持ち越すのは、野暮なことだとされていました。

転じて、金払いの良いことを意味するようになりました。

現在は、お金がない人が虚勢を張る際に使うことが多いようです。

 

起きて半畳寝て一畳

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人間1人が生活するのに必要な広さは、立っていれば半畳、寝ても一畳あれば足りると言われてきました。

この後に「天下取っても二合半」と続けることもあります。

これは、天下人でも1日に食べられる米の量は2合半程度、という意味です。

必要以上を望むのは、愚か者のすることだという戒めになります。

学生時代にバックパッカーとして、アジアやヨーロッパを放浪したことがあったのですが、その旅はまさに「起きて半畳寝て一畳」の言葉がぴったりでした。

 

溺れる者は藁をもつかむ

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人間、切羽詰まったら冷静ではいられなくなり、何の役にも立たないものにもすがりつこうとします。

お金に困って闇金に駆け込んでも、一時的な解決にしかなりません。

 

金と塵は積もるほど汚い

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金持ちになればなるほど、欲深くケチになるという意味です。

 

金に親子はない

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お金が絡むと、親子であっても他人同然になるという意味です。

お金の貸し借りや遺産相続など、お金が原因で親子の仲が悪くなることはよくあります。

 

借りる時の地蔵顔、返す時の閻魔顔

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人は、お金を借りる時にはにこにこしながら借りに来ます。

反対に返す時は、渋々返しに来るものです。

お金の貸し借りは、昔から人間関係にヒビを入れる可能性が高いものでした。

 

食うに倒れず、病むに倒れる

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どんなに贅沢をしたところで、食費で破産することはない、でも、病気のために財産を失った人はたくさんいる、という意味です。

お金も大事ですが、やはり健康が一番なんだと思います。

 

人生意気に感ず

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人間は、名誉欲・金銭欲・私利私欲だけで生きているわけではありません。

相手の心意気に感じるところがあれば、命を投げ出しても良いというくらい動いてくれる場合もあります。

億万長者と呼ばれる人たちは、周囲の人たちに「心意気」をうまく伝えられる人が多いと思います。

私利私欲で動いているだけでは、小金持ちにはなれても、億万長者にはなれない気がします。

 

損せぬ人に儲けなし

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損することを恐れていては、大儲けはできないという意味です。

ローリスクハイリターンな儲け話なんて、そうそうありません。

何事も、初めてすぐは損しても構わない、といった心構えと準備が大事な気がします。

 

ただより高いものはない

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人から何かを無料でもらったとしても、結局は高くついてしまう場合があります。

貰いっぱなしでは失礼だと思い、お礼の品を準備してしまうこともあります。

賄賂なんてものも、無料でもらったばかりに一生を棒に振る可能性がある危険なものです。

 

生業は草の種

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生きていくための手段や仕事は、草の種のようにたくさんあるという意味です。

就職せずにお金を稼ぐ方法は、今も昔もたくさんあります。

アイデアとちょっとした勇気があれば、稼ぐ方法は見つかる気がします。

 

人参飲んで首くくる

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ここでいう人参は、高麗人参のことです。

高価な人参を煎じて飲んで病気が治ったとしても、代金が支払えず首をくくらなければならない場合もあります。

分不相応な行動や持ち物には手を出さない方が良いということです。

 

百姓の不作話と商人の損話

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農家は、出来不出来を聞かれたら毎年不作だと答えがちです。

商人も、商売はいつも損してばかりだと答えがちです。

「こんなに儲かりましたよ」

なんて言ってしまうと、無駄に妬みを買ってしまうものです。

他人の儲け自慢を聞いても、心から祝福してくれる人はほとんどいない気がします。

 

禍も3年おけば福の種

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起きた当初は禍(わざわい)としか思えない出来事も、数年経てば幸せの元になることがあります。

辛く苦しい経験談は、他の誰も持っていない自分だけの貴重な経験です。

その経験を仕事に活かしたり、ブログで綴って福を呼び寄せることに成功した人はたくさんいます。

 

 

 

参考文献

岩波 ことわざ辞典

新明解故事ことわざ辞典 第二版

いまさら聞けない ことわざ辞典