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マナースタイル★MannerStyle★

ビジネスコンサル兼マナー講師が、「マナー」「礼儀」「作法」「しきたり」の由縁について、調べたことをまとめたブログ。単なる備忘録です。

ビジネスシーンで「大丈夫です」を使うと、トラブルの元になることがある

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今日は4月に入社したばかりの新入社員が、電話応対をしていました。

「・・・はい、大丈夫です。・・・・・ええ、大丈夫です。・・・・・大丈夫です・・・」

電話が終わった後、先輩社員から注意されていました。

そんな光景を目の当たりにしたので、今日は「大丈夫です」の使い方について書いてみます。

 

 

 

 

大丈夫の意味

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「大丈夫」という言葉を広辞苑や大辞林書で調べると

「立派な男子」

「確かで、危なげがない様子」

「強くてしっかりしている様」

「間違いがない」

という意味だと解説されています。

使い方は

「今度はうまくいくから、大丈夫だよ」

「来週の予定は大丈夫ですか?」

といった例が挙げられています。

明鏡国語辞典では、

「相手の勧誘などを遠まわしに拒否する言葉」

と解説されており、その解説の最後には「ただし、本来は不適切」と注釈が添えられています。

 

大丈夫の語源

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「丈夫」とは、元々中国において成人男性のことを指していました。

立派であることを意味する「大」を付けて「大丈夫」という言葉ができました。

日本にこの言葉が伝わったのは、奈良時代だと言われています。

当時は日本でも「立派な成人男性」という意味で使われていたそうですが、時代が進むにつれ

「強くてしっかりしている」

「危なげがない様子」

という意味に派生していったとされています。

 

断りの大丈夫

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スーパーのレジで

「レジ袋は必要ですか?」

と聞かれて

「大丈夫です」

と答える人がいます。

レジ袋が必要なのか、必要ないのか、判断に迷ってしまう回答です。

必要ないのであれば

「必要ありません」

「結構です」

と答えれば、トラブルになることは無いと思います。

本来、「大丈夫です」という言葉には「いらない」という意味は含まれていません。

 

ビジネスシーンの大丈夫

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今日は、新入社員が電話で「大丈夫です」を繰り返していたことで、先輩社員から注意されていました。

後で聞いてみると、新入社員は電話相手に対して断りの意思を伝えていたつもりだったそうです。

「いりません」「必要ありません」と、はっきりと断るよりも言いやすいのかもしれませんが、ビジネスシーンで使うのは紛らわしく、トラブルの元になります。

「大丈夫です」は、はっきりした返事にならない場合が多々あります。

「お茶淹れましょうか?」

と聞かれて

「大丈夫です」

と答えてしまうと、それは会話としては成り立っていません。

「ありがとうございます」や「結構です」と答えなければ、お茶を飲みたいのか飲みたくないのか、聞いてる方は分かりません。

断る際は、はっきりと断る必要があります。

ビジネスシーンでは、「大丈夫です」「結構です」といった、肯定とも否定とも捉えられる言葉を多用するのは控えた方が良い気がします。