マナースタイル★MannerStyle★

ビジネスコンサル兼マナー講師が、「マナー」「礼儀」「作法」「しきたり」の由縁について、調べたことをまとめたブログ。単なる備忘録です。

「酒」にまつわる語源と由縁を調べたら、「燗は人肌」の由縁が妙に艶っぽかった

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もうすぐ4月ですね。

職場や取引先では、人事異動の話を頻繁に聞くようになりました。

それに伴い、今週は送別会の予定がぎっしり詰まってきました。

しばらくは、お酒を飲む機会が増えそうです。

そんなわけで今回は、お酒にまつわる語源や由縁を書いてみます。

 

 

 

酒の語源に関する3つの説

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お酒は、祝いの席で必ずと言っていいほど出てくる気がします。

調べてみると、日本では古くから祝いの席でのしきたりとして、酒が用意されてきたようです。

酒の語源については、3つの説があります。

1つ目は、酒は元々「栄え水」と呼ばれていたという説です。

「栄え水」が、サカエ、サケエ、サケと変化して呼ばれるようになったと言われています。

古事記や万葉集にも、「さかみづ」という表現が頻繁に出てきます。

これも、「栄え水」が変化したものだとされています。

2つ目の説は、「避ける」が由縁になっているというものがあります。

古来「風寒邪気を避ける」ものが酒だとされてきました。

酒は、風寒だけでなく、魔除けにもなる有り難いものだったんです。

3つ目の説は、「クシ」という古語から変化したのが酒だという説です。

古来、酒の神は「クシノカミ(久志能加美、久斯神)」と呼ばれていました。

また、「薬」は古来「クシ」と表記されていました。

これが「酒」に変化したのではないかと言われています。

 

「酒盛り」の「盛」はどんな意味なのか

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「酒盛り」の「盛」は、神からの頂きものとして盛られた食物を、分け合うという意味があります。

神聖な食べ物を一緒に分かち合うことで、連帯感や一体感を生もうとしたんだと思います。

昭和の初め頃までは、大杯に酒を入れ、集まった人たちで回し飲む習慣が各地にありました。

時代が進むにつれ、小さな盃(お猪口)が使われるようになりました。

酒を飲むことは、古来は神事だったんだと思います。

時代と共に変化し、男同士や仲間同士の連帯感を深める行事に変化したのではないでしょうか。

 

「人肌の燗」とは、女性の体温のことを意味していた

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寒い時期は、日本酒を燗することが多いと思います。

日本酒は温度によって、飲み心地が微妙に変化する、とてもデリケートな飲み物です。

飲む人の好みに合わせれば良いと思うのですが、昔は「燗は人肌」が美味しいとされていたようです。

「人肌の燗」とは、どのくらいの温度なのかを解説した本はたくさんあります。

古くは江戸時代に書かれた料理本や旅行記、陶芸家でかつ食通でも有名な北大路魯山人の著書などで、「人肌の燗」について触れられています。

人肌の温度を体温と考えた場合、36度から37度くらいになります。

実際にこの温度に温めた日本酒を飲むと、少々ぬるいと感じます。

では、昔の人達もこの温度が本当に美味しいと感じていたのでしょうか。

様々な著書に残された「人肌」について調べてみると、妙に艶っぽい解説が書かれた本がたくさんありました。

ある本では、「人肌とは、女性の乳房の下あたりの温度のことである」と書かれていました。

またある本では「隣に寝ている女性の股の間に、自分の太ももを突っ込んだ時に感じる温度のことである」と書かれていたりします。

昔の人達は、ぬるめの酒を飲みながら、女性の体温をイメージしていたのかもしれませんね。