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マナースタイル★MannerStyle★

ビジネスコンサル兼マナー講師が、「マナー」「礼儀」「作法」「しきたり」の由縁について、調べたことをまとめたブログ。単なる備忘録です。

「蛙の子は蛙ですね」って言われたら、あまりいい気はしないもの

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職場の先輩に、会話の中にことわざや格言を入れるのが物凄く上手な人がいるんです。

さりげなく会話の中に格言を織り交ぜたり、ことわざを挟んでみたり。あまりやりすぎると嫌味に聞こえちゃうかもしれませんが、その人の会話は、全然嫌味じゃないんです。

会話で知的な印象を与えられる人に、憧れるなぁ。

私はその先輩に、いつもいろんなことを教えてもらっています。

ことわざや格言を会話の中に織り交ぜようとしても、ことわざ本来の意味を理解しておかないと、相手を怒らせることにもなりかねませんよね。

今回は、職場の先輩に教えてもらった、間違ったら相手を怒らせることにもなりかねない、ことわざの正しい意味について書いてみます。

 

 

 

「蛙の子は蛙」

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誰かの子供を褒めようとして「さすがですね、まさに、蛙の子は蛙ですね」なんて言ってしまうと、相手はいい気はしないでしょうね。

このことわざは、「親が蛙程度の人間であれば、子供も蛙程度の人間にしかならない」という意味を持っています。

親が平凡だったら、子供も平凡だという意味で使われる言葉です。

だからこの言葉を使うのであれば、「しょせん、蛙の子は蛙だよ。多くは望まず、このくらいがちょうどいいと思ってるよ」なんて、自分と自分の子供のことを謙遜するときに使うのがいいでしょう。

間違っても、他人に向かって使わないようにしなければいけませんね。

 

「トンビが鷹を産む」

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蛙の子は蛙とは逆の意味で使われる言葉ですね。

平凡な親から、才能ある子供が育つという意味で使う言葉です。

これは、身内に対してのみ使っていい言葉だと言われています。もしも友人親子を褒める際は、「この親にしてこの子あり」って言葉がいいそうです。

でも、私は「この親にして」なんて言われたら、あんまりいい気はしないかな。使い方に気をつける必要がありそうですね。

 

「口八丁手八丁」

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「あの人は口八丁手八丁だから、トラブルを難なく解決してくれました」

一見褒めているようですが、皮肉が込められていると感じる人がいるかもしれません。

「口八丁手八丁」の言葉には、手段を選ばない人というニュアンスが込められています。手段を選ばず物事を解決する人と言われたら、あまり良い気はしないですよね。

 

「他山の石」

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「先輩方の功績を他山の石として、私たちも仕事に邁進する所存です」

以前にこんなスピーチを聞いたことがあるんですが、使い方が間違っていますね。

「他山の石」とは、誰かの間違いや失敗を反省材料にするという意味です。

だから他人の偉業を模範としたいという意味で使ってはいけない言葉です。

他山の石を使うのであれば「私の今回の失敗を他山の石としてくださいね」なんて表現をするのがいいと思います。

 

会話の中にことわざや格言を織り交ぜるのって、難しいですね。

私の場合は、背伸びして使ったら大怪我しちゃいそうです。

だから、嫌味なく会話の中に、知的な言葉を織り交ぜられる人って凄いと思ってます。