マナースタイル★MannerStyle★

ビジネスコンサル兼マナー講師が、「マナー」「礼儀」「作法」「しきたり」の由縁について、調べたことをまとめたブログ。単なる備忘録です。

正座が苦手だから足をくずしたいけど、くずしすぎはマナー違反だから気をつけた方がいいかも

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普段椅子に座ってばっかりなので、正座する機会があまりないんです。だから、長時間の正座は凄く苦手。

そうは言っても、法事の際や訪問先でお座敷に通された際には、正座しなきゃいけないことが多いですよね。

今日は近所に住んでる親戚の家に遊びに行ったんですが、和室に通されたので、久々に家族で正座しながら長話をする機会がありました。

今回は、そんな正座と足のくずし方のマナーについて書いてみたいと思います。

 

 

 

女性のくずし方

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「楽にしてください」と言われたら、遠慮せずに足をくずしたらいいと思います。

気をつけたいのは「楽にしてください」と言われる前に足を崩すのは、あまり良くないと思います。

あくまで、勧められてから、ですね。

無理して正座を続けて辛い思いをしたところで、何もいいことありませんもんね。

立ち上がる際に、痺れてヨロけるくらいなら、無理せず足をくずすべきだと思います。

女性の足のくずし方は、「横座り」が基本になります。

くずす方向は決まっていて、必ず下座の方向にくずすものとされています。お座敷であれば、床の間から遠い側、出入口に近い側が下座の方向になります。その方向に爪先を流す形で足をくずすのが、正しい足のくずし方と言われています。

ただし、くだけた席であれば、下座の方向にこだわらず、人のいない方向にくずすのがいいと思います。

他の足のくずし方として、幼い女の子などがよくやる足のくずし方がありますよね。正座の状態から、爪先を外側に開いて、お尻をペタンと床につける座り方です。

これ、昔は茶事においての正式な座り方として認められていたそうですが、今は人前での足のくずし方としてはあまり認められていないようです。マナー違反ではないかもしれませんが、大人の女性であれば、横座りで爪先を流す足のくずし方の方が、見た目が美しいと思います。

 

男性のくずし方

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男性の場合の足のくずし方は、あぐらになります。正座って、江戸時代から始まった文化なんですってね。だからそれ以前は、あぐらが正式な座り方だったんです。正座の登場で、あぐらは略式の座り方になってしまいました。

あぐらは左右に脚が広がる座り方なので、周囲の人にぶつからないよう、さりげない気遣いがあればなお良いと思います。

 

お座敷に招待する側の心遣い

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和室にお客様を招待する側であれば、挨拶が済んだらできるだけ早いタイミングで「楽にしてください」とすすめた方がいいと思います。

長い時間正座ができたからと言って、誰も褒めてはくれませんものね。

また、人によっては、膝や足に持病や怪我を持っていることだってあるかもしれません。早めに「楽にしてください」とすすめて、お互いリラックスしながら楽しい時間を過ごせるようにした方がいいかもしれませんね。

こうして考えると、江戸時代から始まった正座の文化ですが、そろそろ転換期に入ってきているのかもしれませんね。