マナースタイル★MannerStyle★

ビジネスコンサル兼マナー講師が、「マナー」「礼儀」「作法」「しきたり」の由縁について、調べたことをまとめたブログ。単なる備忘録です。

「右側」の持つ意味を考えたら、集合写真にもマナーがあるってことになる

f:id:manastylejp:20170113075545j:plain

ホテルで働いていた頃は、集合写真を撮影する機会が沢山あったんですよね。

友人同士で旅行に来られた方に頼まれて撮影したり、親戚一同が集まった食事会の記念撮影をしたり。

他にも、パーティや接待の席で、職場の人たちや取引先の方との集合写真を撮ることもありました。

親しい人達だけで写真を撮る際は、並び順を気にすることはあまりないと思いますけど、国際儀礼(プロトコル)では、目上の人の立ち位置が明確に定められているんです。

今回は、そんな集合写真を撮る際のマナーについて書いてみます。

 

 

 

「右側」には「聖なる」「正しい」という意味がある

f:id:manastylejp:20170113075723p:plain

普通に生活していたら、滅多耳にすることはないと思いますが、国際儀礼と呼ばれるものがあるんです。どんな内容かって言うと、国家間の儀礼上のルールです。例えば、外国政府の要人をお迎えする際や、国際会議の際に使われるマナーのことです。

この国際儀礼の上では、右側が上位とされてるんです。

「右(right)」には、「聖なる」とか「正しい」という意味があるって言われてます。だから右側には、聖なる人や正しい人、すなわち敬意を払われるべき人の場所となるんですよね。

 

横1列で写真を撮る場合

f:id:manastylejp:20170113075948p:plain

国際儀礼では「右側が上位」の場所と決まってます。だから、2人で写真を撮る場合でも、相手が目上の人であれば、必ず左側に立つようにした方がいいでしょうね。相手の左側に立つというのは、カメラマンから見て、あなたが左側に立つってことです。

3人以上で並んで写真を撮る場合は、中央が最上位の場所となります。カメラマンから見て、中央の左側、右側という順番で、端に行くほど下位の場所となっていきます。最上位の中央を基準に、その人の左側、右側、さらに左側、右側という順番に、下位の位置となっていきます。

仮に5人で並ぶ際は、カメラマンから見ると

④-②-①-③-⑤

って順番で並ぶことになります。

 

複数列で写真を撮る場合

f:id:manastylejp:20170113080304j:plain

人数が多い場合は、複数の列に並んで写真を撮ることになると思います。

その場合は、最前列の中央が最上位の場所になります。後列になるほど、下位となります。最前列には、立てたい人に順番に並んでもらってから、後列も順番に並んでいきます。

基本は「目下の者ほど、端に立つ」です。

 

和式の上位席

f:id:manastylejp:20170113080554j:plain

そういえば、お座敷マナーなんて言われることもある、純和式のマナーもあります。

伝統を重んじる純和式の席では、国際儀礼とは逆に「左側が上位」になっちゃいます。

ただ、この和式マナーを使う機会はめったにないと思っていいです。明確に和式の作法が重んじられる場面でのみ、「左側が上位になる」と思っておけば間違いないです。

 

基本は「目下の者が一番端」

f:id:manastylejp:20170113081036p:plain

集合写真を撮る際は、感覚で「目下の者は端に並んだ方が良い」ということを想像できる人は多いと思います。でも、右側に立つか左側に立つかといったことまで考える人は少ないんじゃないですかね?

プロのカメラマンや、集合写真の撮影に慣れた人であれば、撮影者が手際よく立ち位置を指示してくれることもあります。もしもカメラマンとして集合写真を撮る機会があれば、国際儀礼を知っておくだけで、さりげなく立ち位置を手配することができます。これができる人は、それだけで案外評価がアップするものですよ。

写真は後で何度も見られる機会が多いはずです。また、誰が目にするかも分かりません。それだけに、ちょっとしたマナーに気をつけておきたいものですよね。