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マナースタイル★MannerStyle★

ビジネスコンサル兼マナー講師が、「マナー」「礼儀」「作法」「しきたり」の由縁について、調べたことをまとめたブログ。単なる備忘録です。

「末長くお幸せに」って書いたら、「終わりが来ることを願ってます」って誤解されるかもしれない

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もうすぐ寿退社する女性がいるんで、今日は職場のみんなで寄せ書きをつくってました。

でも、出来上がった寄せ書きの中に気になるメッセージがあったんで、もう一度色紙を買いなおすことになっちゃったんですよね。

どんなメッセージかというと「○○ちゃん、末長くお幸せにね♡」って一文でした。

このメッセージの何が気になったのかについて、今日は書いてみたいと思います。

 

 

 

「末長く」と「末永く」

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「すえながく」をパソコンで変換すると、「末長く」「末永く」の2つが出てくると思います。

この2つの言葉は、同じようでいて実はまったく意味が違うんです。

「長い」というのは終わりが来るときに使い、「永い」は限りなく続くときに使う言葉なんです。

だから「永遠の愛を誓い合う」とか「わが巨人軍は永久に不滅です」と書いた場合は、2人の愛も巨人軍もずっと続いていくことを意味しています。

これに対して「長い」は、「長い間待たせてごめん」というように、時間に終わりが来たという場合に使います。

「長い夜」「長い1日」「長い川」など、いろんな使い方がありますが、「長い」という言葉には、いずれ終わりが来ることが暗示されているんです。

だから「末長くお幸せにね」っていうメッセージを書いてしまうと、「いずれ終わりが来ることを願っています」なんて不吉な意味に捉えちゃう人もいるかもしれません

「末永く」幸せになってくれることを、心から祝ってあげたいですよね。

 

「贈る言葉」よりも「はなむけの言葉」

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結婚に関わるイベントやギフトにおいては、「贈り物」「贈る言葉」といった表現も避けた方がいいでしょう。

「贈る」は「送る」と同じ発音なので、いわゆる忌み言葉の1つと言われています。

だから「新郎新婦にこの歌を贈ります!」

ではなくて

「この歌をはなむけとさせていただきます」

と言い換える必要があります。

また、忌み言葉には「最後に」という言葉もあります。

「最後に、新郎新婦へこの歌を贈ります」

なんて言ってしまうと、忌み言葉が2つも含まれていることになります。

 

結婚というイベントに「お笑い」「ウケ狙い」は必要ない

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結婚って、夫婦になる2人だけのイベントではありませんよね。親族や友人、職場の人たちも関わる大きなイベントです。

年齢や性別、育ってきた環境も違う人たちが集まって、2人の門出を祝う大切なイベントです。このことを忘れないようにしなければいけませんよね。

スピーチに自信がある人や、笑いのセンスに自信を持っている人ほど失敗しがちですが、結婚式でウケを狙って新郎新婦の暴露話をするのは絶対に避けるべきです。下ネタや内輪ネタもタブーです。

また、個人的に結婚祝いを用意する場合も、ウケ狙いの商品は避けるべきでしょう。

結婚というイベントの主役は、新郎新婦であり親族でもあります。新郎新婦の評判を落とすことがないよう、親族に対する最低限の礼儀やマナーをわきまえておく必要があります。

結婚というイベントに関わる際は、笑いのネタよりもみんなが幸せを感じられるネタをたくさん用意した方が、新郎新婦の門出を祝うのにふさわしい気がします。